祖父との別れ

2022年5月6日祖父が遠い世界に旅立ちました。

誰よりも元気で誰よりも畑で汗を流した祖父、仕事に向かう姿勢は今の僕に大きな影響を与えています。

僕も東京農大を卒業後の2005年~2012年まで一緒に働きましたが本当にたくさんの事を学びました。

祖父は2013年から農業の現場を離れましたがそれから亡くなる1年前まで常に勉強していて探求心の塊のような人でした。

強くて優しく常に地域を助け続けた祖父、別れは寂しいですが意志、探求心は父、僕へと受け継がれ心の中で生き続けます。

1976年から祖父が始めたきゅうりづくりをこれからも大切にしていきます。

たくさん表彰された中でも天皇皇族家から頂いた緑白綬有功章は当時小さかった私も鮮明に覚えています。

 

たかはし農舎、第4期決算

たかはし農舎の第4期決算が終わりました。
法人税の支払いも済ませほっと一息です。
今年からは規模も大きくなったので経理も複雑になりましたがうちは事務がおらず社長が経理を行っております、、、
社長は法人化するまで白色申告していましたが今では青色申告ができるまでになりました(*^-^*)
いつかはクラウンではなくいつかは事務員さんですね、、、

ほうれん草の出荷終了

令和3年11月下旬から始まったほうれん草も今期の出荷が終了となりました。
今年は雪の量が昨年に続き多く雪との戦いでもありました。
画像の通り雪、もりもりです(*^-^*)!
引き続き除雪を頑張りながら決算を迎えたいと思います。

2021年度胡瓜づくりが終了、あっという間にほうれん草

今年は規模拡大初年度でドタバタで胡瓜の時期が過ぎ去りました。
頭の中で考えていたものと実際の現場は違いもあり反省点もあるシーズンとなりました。
しっかりと次年度へ活かしていきたいと思います。
さて、ほうれん草はとても順調で見た目、味、ともに過去にないくらい良いものに仕上がりました。
えぐみの無いほうれん草本来の味がするたかはし農舎のほうれん草を今年もどうぞよろしくお願いします。

東北食べる通信

東北食べる通信の2021年6月号を担当させていただきました。
東北食べる通信とは冊子と東北で生み出される旬の物がセットでお届けする定期購読便です。
なぜこの地で農業をするのか、自分の目指す未来の農業のことなど私の想いをぶつけさせていただきました。
取材中に撮っていただいた祖父、父、私と3代並んだ写真は宝物です。
食べる通信バックナンバー見てみたい方はこちらからどうぞ。
冊子欲しい方はお問い合わせまで連絡お願いします。

低コスト耐候性ハウスが完成しました

6月下旬に着工した低コスト耐候性ハウスが完成しました。
やっと自分が追い求める農業のスタートラインに立つことができます。
これからが本番なので頑張っていきたいと思います。
ここに至るまでには国、県、町、施工業者、設計業者、アドバイザーなどのたくさんの方にご尽力いただきました。
現場での事故もなく生産基盤パワーアップ事業とメガ団地等大規模園芸拠点整備事業の完成検査を無事完了することができましたことをこの場を借りて感謝申し上げます。

たかはし農舎 代表 髙橋洋生

地域農業の未来を明るくしたい

きゅうりの出荷が終わってしんみりしているたかはし農舎の髙橋洋生です。

私事ですが現在園芸用ハウスを建てています。専門的なお話になりますが現在建てているハウスは低コスト対候性ハウスという代物です。一般的なパイプハウスとは違い対候性、耐久性に優れています。今回は産地生産基盤パワーアップ事業とメガ団地等大規模園芸拠点整備事業の二本柱で事業を進めています。何だか名称だけで小難しいイメージです。先日すべての入札会を終え完成に向けて順調に進んでおり今年度中の完成を予定しております。ではなぜ通常のパイプハウスではなく軽量鉄骨ハウスを選んだのか?考えかたは人それぞれだとは思いますが僕の考えを述べます。

今回僕が建てる農地の面積は約10000㎡,田舎でよく聞く一町歩(1ha)言われている面積です。そこにたくさんのハウスが建ちます。そして野菜づくりが始まり順調に20年の月日が流れたとします。通常のパイプハウスは20年程で建て替えなければならないので、否が応でも立て替えて農業を継続するのか否か事業主は判断しなければいけません。20年後といったら僕も57歳、次の世代に農業を引き継がなければいけないような歳になります。農業は引き継ぎたい、でもパイプハウスは限界で全て解体、建て替えしなければいけない、そのためには誰かが大きな借金を背負わなければいけない、誰がやるのでしょう?誰だってたくさんの借金はしたくないでしょう。

僕が選んだ軽量鉄骨ハウスは20年後もフィルム張り替えと細かな補修のみで農業を続けられます。誰かに託す、事業承継時期になったとき、農業技術もハウスも提供できると僕は考えます。しかしデメリットもあり農業で言う短期間15年~20年の利益率、懐に入るお金を考えたら安価なパイプハウスのほうが有利だと思います。僕は自分の利益よりも地域のレガシー(遺産として世代から世代へ受け継ぐもの)を大切にしたいと思っています。

せっかくできた大規模園芸団地でも数十年後なくなるようなものではいけないと僕は思っていて、農業を受け継ぎ、社会貢献し地域の農業を牽引するような組織に成長していかなければいけないと思います。

田んぼは出来なくなっても誰かがやってくれる可能性が高い農業(第一次産業)だと言われています。一方でハウス園芸は技術の塊なので継承してもノウハウがないと途絶えてしまう農業(第一次産業)です。僕の課題は地域の農業をもっと魅力的にすること。農業は産業としては限界があると言われていますがそれは数値的な限界、生産性だけを比べたらきりがありません。僕はこれからも秋田県美郷町で魅力的で心が豊かになる農業を目指していきたいと思います。

今年で4年目シャインマスカット

たかはし農舎ではシャインマスカットづくりにもチャレンジしています。今年で植えてから4年目なのでたくさんのぶどうを収穫できるようになりました。きゅうり同様、大粒ぶどうもお手入れに手間ひまがかかります。ですがお手入れした分立派な実をつけてくれます。来年は更にたくさん実を付けるので是非爽やかな酸味、濃厚な甘みのシャインマスカットをみんなに食べてもらいたいなぁ。

2020年度のきゅうりの出荷終了!

たかはし農舎、のきゅうりは9月28日をもって2020年度の出荷を終了とさせていただきました。

今年は春先からコロナに悩まされ、夏はハウスへの浸水に悩まされ、秋は高温に悩まされ、悩みながら解決策の模索や復旧作業に追われました。悩みも多い年になりましたが収量には恵まれホッとしております。今年も常にきゅうりに寄り添い、きゅうりの健康を第一に考え、夜な夜な健康に育ったきゅうりはおいしいなぁとか独りごとを言いながらお酒が進む日もありました。今年の悩み、学びを来年に活かしより良いきゅうりづくりができたらと思っております。

たかはし農舎のきゅうりを買っていただいた皆様本当にありがとうございました。これからも日々精進してまいりますので来年もたかはし農舎のきゅうりをどうぞよろしくお願いいたします。