青年が農業法人をつくる理由

秋田県美郷町で農業を営む青年がなぜ農業法人をつくろうと思ったのか。農業法人をつくる理由は人それぞれだと思います。大規模にしたい、融資の面で優遇が魅力、雇用の確保もしやすい、色々なメリットがあり半面デメリットもあります。僕の理由はとてもダークで、元々は知らない人がいない程の大きな農業組織に系統出荷をしていました。あるときどんなに良いものをつくろうが評価されない現実に直面して、これでは未来がない!組織の考え方を変えたいという一心で農家の利益になる提案を色々したのだが何も通らないどころか悪者になる始末。組織というものは人間のような人格を持ち合わせておりいくら正義を語っても悪者になるという現実を体験いたしました。

色々悩んでいるうちに2015年運命の出来事が起こりました。あることでその組織と裁判をすることなったのです。書くと非常に長くなるので詳しいことは書きませんがこちらに不備はなかったのに敗訴という結果に至りました。今では良い思い出でここから僕自身変わらなければいけないと決心しました。当時このままだったら緩やかな疲弊の道を歩むことが目に浮かんで泣けたのを覚えています。

僕自身が強くなろう、そして農業という第一次産業の価値をあげようと強く思いました。本当においしい作物をお客様に届けたい、家族の笑顔と健康を共に考え一緒に歩んでいきたい、社会貢献を提案実行する農業法人をつくりたいという気持ちが僕を動かしました。

それからというものたくさんの経営者の方とお会いする機会をつくり同時に僕自身も必死に勉強しました。勉強するうちに法人をつくるということは経営者として悩みながら、常に学ぶ姿勢を大事にすることが大切だと感じました。僕はまだまだ至らない点も多く会社設立もこれからですがいつか必要とされる企業に成長できればと思います。

髙橋洋生